ミュージカル『キンキーブーツ』のあらすじ・キャラクター紹介【東宝版】

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基本データ

「Kinky Boots(キンキーブーツ)」
2012年にアメリカ・シカゴで初演されたブロードウェイ・ミュージカル。
原作は映画「キンキーブーツ(2005年)」。

日本での公演:2016年、2019年、2022年
スタッフ:ハーヴェイ・ファイアスタイン(脚本・演出)
     シンディ・ローパー(音楽・作詞)
     ジェリー・ミッチェル(演出・振付)
     岸谷五朗(日本版演出協力/上演台本)
     森 雪之丞(訳詞)

キャラクター

チャーリー

・イギリスのノーザンプトンの靴工場「プライス&サン」の4代目
・一度は婚約者とロンドンへ引っ越すが、父の急死により実家の靴工場を継ぐことになる。

ローラ

・愛にあふれたドラァグクイーン
・「プライス&サン」の再建に一役買う

ローレン

・「プライス&サン」の女性従業員。少しずつチャーリーに惹かれていく。

ドン

・「プライス&サン」の主任従業員。

あらすじ

~第一幕~

舞台はイギリスのノーザンプトン。
代々続く靴工場「プライス&サン」の息子・チャーリーは家業を継ぐ気はなく、婚約者の二コラとロンドンへ引っ越す。
しかし引っ越し直後、父の訃報を受けノーザンプトンへ帰省。
そこでチャーリーは工場が破産寸前だと知り、跡を継ぐ決意をする。

町のパブで酔いつぶれたチャーリーは一人のドラァグクイーン・ローラと出会う。
ローラのショーを見ることになり、ドラァグクイーンの衣装の靴(ハイヒール)は、とても男性を支えられるような製品ではないということを知る。

工場が破産寸前ということもあり、チャーリーは数名の従業員を解雇する。
それに反感する従業員のローレンは「古い伝統にとらわれた靴屋は流行らない。これからはニッチな商売で生き残るしかない。」とチャーリーへ抗議する。
そこでチャーリーは、ローラが履いていたブーツのことを思い出し、ドラァグクイーン用の靴を製作することを思いつく。

ローラを靴工場へ呼び出し、靴のサンプルを見てもらうが「とてもじゃないけどダサすぎて履けない」と一蹴されてしまう。
その場でローラが描いた理想の靴のデザイン画が女性従業員たちに好評で、ローラは「プライス&サン」のデザイナーとなる。
ミラノでの品評会への出展に向けて工場一丸となり、キンキーブーツを制作することになった。

翌日、ローラは素の男性の姿で工場へ現れる。
それを見たドンら男性従業員たちはローラをからかい、ローラはトイレに引きこもってしまう。
慰めに行ったチャーリーに、ローラは年少期からの父との確執について話す。
父はローラに「男らしさ」を要求し、ボクシングのトレーニングを受けさせていたが、ローラは昔からハイヒールを履いたりすることが好きだった。
父はドラァグクイーン姿のローラを見て息子を勘当する。
一方、チャーリーも「父の理想の息子になれなかった」とコンプレックスを話す。
お互いの共通点を見つけ、理解し合っていく二人。

~第二幕~

ドンを中心とした男性従業員たちは、工場の新しいポリシーに反感を覚えている。
ドンはローラにボクシングの試合を持ち掛け、「負けた方が勝った方の言うことを受け入れる」という賭けを申し出る。
ローラとドンはリングに立ち、殴り合いの末ローラが手加減し、わざと負ける。
負けたローラはドンに「他人をありのまま受け入れること」を要求する。

ミラノの品評会へ向けて工場はフル稼働で、従業員たちは休む間もなく働く。
締め切りやタスクに追われ、婚約者にもフラれ余裕のないチャーリーは従業員たちに強く当たってしまう。
そこに現れたローラは、品評会ではプロのモデルではなくローラのバックダンサー(エンジェルス)にランウェイを歩かせることを提案する。
その提案をチャーリーは否定し、非難する。
ローラや従業員たちはチャーリーの方針についていけず、工場を去る。

一人になったチャーリーをローレンが慰めに行く。
ドンが従業員たちを呼び戻し、工場を再稼働させていたことをチャーリーは知る。
ドンはローラと交わした「他人をありのまま受け入れること」を実行したのだった。

なんとかブーツを品評会へ間に合わせることができたが、肝心のモデルがおらず、チャーリー自身がモデルとしてランウェイを歩くこととなった。
高いヒールで歩くことに慣れていないチャーリーのひどいウォーキングで品評会は失敗に終わるかと思われた。
するとそこにローラとエンジェルスが現れ、素晴らしく輝かしいランウェイを演出し、品評会は大成功を収めた。

まとめ・見どころ

とにかくスペクタクルな舞台で、衣装も楽曲もきらびやかで、見ているだけでわくわくします。
長身の男性がハイヒールを履きこなしてダンスするシーンは圧巻です。
ただ楽しいだけではなく、他人を受け入れることの難しさや親との確執など、自分の生活にも響くものがあります。
ラストの楽曲の「Raise You Up」と「Just Be」は「これからも自分らしく頑張ろう!」と前向きに慣れる楽曲で、観劇後はなんともすがすがしい気持ちになれる作品です。

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