ミュージカル『キャッツ』のあらすじ・キャラクター紹介

ロンドンで1981年に初演を迎え、トニー賞では10部門ノミネート、7部門受賞。日本でも劇団四季が1983年から今まで上演し続けている大ヒットミュージカル『キャッツ』。今回の記事では、そのミュージカル『キャッツ』のあらすじ、キャラクターについて簡単にご紹介します。

目次

基本データ(初演日・カンパニー、原作情報など)

正式タイトル名:

ミュージカル「Cats」

海外上演歴:

1981年 ウエストエンド
1982年 ブロードウェイ

日本上演歴:

1983年 劇団四季(東京キャッツシアター)

オリジナル・スタッフ

キャメロン・マッキントッシュ(制作)
アンドルー・ロイド・ウェバー(作曲・台本)
トレヴァー・ナン(演出・台本)
ジリアン・リン(振付)

キャラクター(主な登場人物)

マンカストラップ

グレーと黒のくっきりした縞模様の雄猫。ジェリクルキャッツたちの若頭的存在。

タントミール

ワインレッドのシャム猫。スレンダーでセクシー。
しなやかな身体でダンスを踊り、観客を魅了する。

ラム・タム・タガー

ヒョウ柄の模様が特徴的な猫。あまのじゃくな正確で、周りの猫達を翻弄する。
セクシーでワイルドな立ち振る舞いで、雌猫達からはモテモテ。

シラバブ

淡い黄色の毛並みの子猫。純粋で好奇心旺盛。
純粋で無邪気ゆえに、危険なものであっても近づいては周りの猫に止められている。

バストファージョーンズ

グルメでリッチな肥満体の猫。自身の代表曲では、「街一番の金持ちで、政治が大好き」と謳われている。

マンゴジェリー

赤毛に黒が混じった雄猫。泥棒猫として、相棒のランペルティーザと共に日々楽しそうに悪事を働いている。

ランペルティーザ

黄色の黒い縞模様の入った雌猫。泥棒猫として、相棒のマンゴジェリーと共に日々楽しそうに悪事を働いている。

コリコパット

黄色と黒の毛皮を持つ青年猫。踊りが得意で、劇中の様々な曲で華麗なダンスを披露している。

ヴィクトリア

全身真っ白な雌猫。月明かりの下一匹で四肢を伸ばし踊るダンスはとても美しく、観客を魅了する。

カッサンドラ

灰色の毛皮に黒い縞模様の雌猫。よく似た模様の雄猫・タンブルブルータスと寄り添っていることが多い。

タンブルブルータス

灰色に黒い縞模様の雄猫。よく似た模様の雌猫・カッサンドラと寄り添っていることが多い。

ギルバート

黒と茶色と白の三色の毛皮を持つ雄猫。劇中の様々な曲で、彼の身軽なダンスを楽しむことができる。

アスパラガス

茶色い毛並みに継ぎ接ぎだらけの上着をまとった老猫。昔は劇場で大層活躍していたらしい役者猫で、芝居を愛している。

ジェリーロラム

茶色がかった黄色い毛皮の雌猫。愛嬌のある笑顔で、優しく老猫・アスパラガスに寄り添う。

ディミータ

オレンジ色に黒と白の縞模様が入った雌猫。黒い首輪をしている。
警戒心が強く激しい性格。

マキャヴィティ

「犯罪王」と恐れられる猫。悪事の限りをつくし、無限の力を秘めていると言われている。
劇中でも長老猫・オールデュトロノミーを誘拐し、他の猫を襲うなど恐ろしい悪事を働いている。

ミストフェリーズ

黒い毛皮のなかで耳と胸元、足が白い猫。見かけは可愛い黒猫だが、マジックが得意で「最高の天才児」と讃えられている。

グリザベラ

ぼろぼろのコートをまとったみすぼらしい娼婦猫。若い頃は大層美しい猫だったが、その面影はなく毎晩一人猫たちの盛り場をうろついている。

ジェニエニドッツ

赤茶色のまだらな縞模様の毛皮を持つおばさん猫。日中はだらだら過ごしているが、夜になると一変働き者猫に大変身する。ゴキブリやネズミたちが悪さを働かないように教育している。

オールドデュトロノミー

くすんだ灰色の毛並みの長老猫。他のだれよりも長く生き、他の猫達から愛されている。
年に一度のジェリクル舞踏会で、天井にのぼるたった一匹の猫を決定する役割を担っている。

ジェミマ

白い毛皮に、黒とオレンジの模様が入っている雌猫。劇中の様々な曲の中で彼女の華麗なダンスを見ることができる。

カーバケッティ

黒い大きなブチがある猫。ダンスが得意で、高くジャンプしたり華麗に回る姿を見ることができる。

ランパスキャット

薄いグレーの毛皮に黒ブチの雄猫。犬同士の喧嘩をもおさめ、「グレート・ランパスキャット」として讃えられている。

スキンブルシャンクス

寝台列車に乗り込み乗客の為に奮闘する鉄道猫。青い瞳が特徴的で、その目を見たものは皆笑顔になる。

ボンバルリーナ

黒と赤の毛皮を持つ雌猫。クールな性格で、セクシーなダンスを披露している。

あらすじ/ストーリー

「キャッツ」第一幕

舞台と客席の明かりが消え、真っ暗闇から第一幕は始まります。

突然大勢の足音が聞こえ、気が付けば客席は鋭く光る目の猫達に囲まれています。

舞台上に総勢24匹の猫が姿を現し、観客を猫の世界へと誘います。

「Cats」の舞台は古い路地裏。そこに「ジェリクルキャッツ」たちが集まり、

月夜に「ジェリクル舞踏会」を開きます。そこで、「天井にのぼる猫」が決定され、選ばれた猫は「あらたな命」を得て理想の自分に生まれ変わることができるのです。

観客に向けて、ジェリクルキャッツが様々な生き方の猫を紹介します。

つっぱりの猫ラム・タム・タガー、おばさん猫ジェニエニドッツ、泥棒猫のマンゴジェリー とランペルティーザなど、個性豊かな猫達が登場します。

数曲が終わった後、みすぼらしい姿の娼婦猫グリザベラが登場。

ジェリクルキャッツから軽蔑の目を向けられるグリザベラ。そんな中、長老猫オールデュトロノミーが現れて幸せな雰囲気に変わり、ついにジェリクル舞踏会が始まります。

みんなが寝静まったあと、グリザベラが再び登場。

静けさの中悲しげに「メモリー」を歌います。その姿をオールデュトロノミーが静かに眺めて、一幕は幕を閉じます。

「キャッツ」第二幕

休憩が終わるころ、客席に猫たちが現れ観客を観察しながら歩き回ります。

お客さんにちょっかいをだす猫、すりよる猫、警戒する猫。その反応は猫によって様々です。

そんな中、舞台中央にオールデュトロノミーが登場。第二幕は、デュトロノミーが「本当の幸せとは何か」について語りかける歌で始まります。

再び、様々な生き方の猫の紹介が始まります。劇場猫のアスパラガス、鉄道猫のスキンブルシャンクスの曲が終わると、突然ガラスが割れたような大きな音が響き、猫たちはパニックに。突如現れた犯罪王マキャヴィティに長老猫オールデュトロノミーがさらわれてしまいます。

悲しみに暮れる中猫達は、オールデュトロノミーを取り戻すためマジック猫ミストフェリーズの力を借ります。ミストフェリーズのマジックで、オールデュトロノミーは無事皆のところに戻り、マキャヴィティはまたどこかへと姿をくらまします。

猫たちに平和が訪れ、ついに「天井にのぼるただ一匹の猫」を決定する瞬間がやってきます。

そこへ、グリザベラが現れます。

猫達が警戒し軽蔑の目を向ける中、グリザベラは再び「メモリー」を歌います。

途中で力尽きてしまいそうになりますが、赤ちゃん猫のシラバブが純粋な歌声でグリザベラをリードし、2人の美しい歌声が響き渡ります。

曲が終わると、みんなが静かにグリザベラのもとへ近づき、優しく「天井へ登れ」と促します。

そして、大きな気球に乗り天井へ登るグリザベラ。グリザベラは、新たな命を得て生まれ変わり、幸せになることができるのです。

最後に「猫からのごあいさつ」という曲で猫たちが観客に語りかけて舞台は幕を閉じます。

まとめ(感想)

『Cats』の魅力はストーリーや曲はもちろん、客席や天井にまで舞台装飾がされていることです。客席への扉を開けた瞬間から、自分がまるで猫のサイズになったかのように感じる大きな缶詰やおもちゃがあちこちに飾り付けられています。初めて劇場に入った時の感動は、忘れられないものになるはずです。

また、客席に猫達が降りてきてくれるのも魅力のひとつ。登場人物(登場猫?)は総勢24人で、いろんな猫があちこちを動きまわるので何度見ても飽きることなく楽しめますよ。

そして一番の見どころは、やはりグリザベラが歌う有名な曲「メモリー」です。

圧巻の歌声を是非劇場で楽しんでみて下さい!

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